原作同様、映画も淡々と物語が進んでいく。そして、スクリーンに映し出されるゆうこの姿はとてもリアルで、まるで現実と錯覚してしまうほど。
「考えてみれば、日常生活はそうそうドラマチックなことばかりじゃないですよね。だからこそ、この作品は、すごくリアルだなぁと思うんです。映画になったときも、原作のリアルなところがきちんと出ていて、そこが、この作品の見どころのひとつだと思います」
その“リアル”は、クライマックスシーンに集約されている。セックスの後、ゆうこがユタカに自分の気持ちをぶつける場面は、ひときわ印象的。そのシーンの撮影では、次のような裏話があった。
「リアルを追求している物語なので、裸になる必要があると思いました。ゆうこの感情が出て、一番盛り上がるシーンだし、きちんと演じたかった。監督が順撮り(物語の進行通りに撮影していくこと)をしてくださったので、自然と役に入り込むことができました。初めは、ラスト近くの感極まるシーンだけ脱ぐことになっていたんです。でも、裸のシーンは、そこだけに目をひきつけられてしまう。だから、(ゆうこの)気持ちが伝わりにくいんじゃないかってことで、監督から『ひとつ前のシーンから、脱いでもいいか?』って聞かれたんです。もうそのときは、監督にお任せしている状態だったので、『監督がそうおっしゃるのなら』と即答したら、『今までにそんなに信頼されたことないよ』と感動されちゃいました(笑)」
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| 「私自身は、好きになった人にはこちらに向いてほしいし、もしそれが無理なら、きちんと理由を教えてほしい」と恋愛観を語ってくれた。 |
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