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人気モデルから女優に転身。要注目の新星! 堀澤かずみさんインタビュー
若くしてトップスターへ。そして、運命の恋に翻弄(ほんろう)され、心に大きな痛手を負っていく……。女優生活25周年を迎えた石原真理子さんがつづった自叙伝『ふぞろいな秘密』は、世間に衝撃を与え、またたくまにベストセラーとなった。その本をもとに作られたのがこの作品だ。

監督・脚本をつとめたのは石原真理子さん本人。映画では、石原監督の人生のなかで最も影響の大きかったひとつの恋愛を軸に、ヒロインの心の軌跡と成長が描かれていく。 幸せの絶頂から一転、DVの恐怖にさらされることになるヒロインを演じるのは後藤理沙さん。ポカリスエットのCMで大ブレイクした彼女の復帰後の初主演作となる。その少女時代を演じたのは、雑誌『CUTIE』『Junie』などのモデルとして人気を博してきた堀澤かずみさん。家族の不和に悩む少女の姿をリアルに演じている。

昨年から演技の仕事を本格的にスタートさせた堀澤さん。そんな彼女に、映画について、そして将来の夢について聞いてみた。
堀澤かずみさん
堀澤かずみ(ほりさわ・かずみ)
1990年生まれ。雑誌『CUTIE』『Junie』などでモデルとして活躍。本作で映画デビューを飾る。ドラマ『黒い骨』にも出演。
感性までをも見極めるようなオーディション
堀澤かずみさん
石原監督は物語のナビゲーターとしても登場。細部にもこだわった演出で、初監督作とは思えない出来となっている。

2007年の2月に実施された主要キャストの公開オーディション。1200通の応募があり、そのなかから、10代前半のヒロイン役に抜擢されたのが堀澤さん。

「オーディションでは質疑応答と演技をしました。ほかのオーディションと違うなと思ったのは、オーディションシートの内容でした。『ふぞろいな秘密』をイメージする音楽について書く欄があったり。何を書いたらいいのかを考えてかなり緊張しました」

自分の人生の一番濃密な部分をもとに映画を作るという熱い思いで監督に挑んだと言われる石原真理子さん。俳優たちの感性も見極めた上でのキャスティングだったのだろう。

「原作を読んだ感想としては、共感できる部分が多かったですね。『これは私が演じなくちゃ!』とさえ思ったほどです」

本作はドラマティックな事件が起こるのではなく、日常の風景のなか、登場人物たちの時間がおだやかに流れてゆく。演じる側としてはかえって大変だったのでは?

「そうなんです(笑)。演じるのがすごく難しくて『これは自分の持っている感情をありのまま、さらけ出すしかない』と思いましたね。過去に自分が体験したことから、マリコの感情を引き出そうと思いました。監督は、役者との信頼関係を重んじる方で、終始私たちを気づかってくれていました。それで自分を開放して演技に集中することができた部分もあります」

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物腰は柔らかく、芯の強さをもった石原真理子監督

女優として多彩な経験を持つ石原真理子さんだが、監督はこれが初チャレンジ。おっとりした物腰が印象的な彼女だが、撮影現場ではどんな感じだったのだろうか?

「演出してくださるときも、しゃべり方は柔らかい感じでした。ただ、強さもある人だな、と。やさしくて強い方だと思います。ほかの監督と違って“女優目線”で指導してくれるので、演技しやすかったですね」

中学生の頃から演技の勉強はしていた堀澤さんだが、実際に女優業を本格的に始めたのは最近。

「演技するのはとても難しかったです。動きながらセリフを言うのが大変で……。役作りとしては、原作や台本を何度も読み返し、イメージをふくらませました。実際に撮るときも、毎回、石原監督に演技や表情について聞いたりしていました」

堀澤かずみさん
両親のケンカを止めるシーンの撮影では、休憩中にも泣けてきてしまい、共演者になぐさめてもらったそうだ。
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演技の難しさを実感した撮影現場
『ふぞろいな秘密』場面
『ふぞろいな秘密』より。堀澤さん自身は、演技は難しかったけれど、総体的に見て満足しているよう。「結構、演技できたかな〜」と照れ笑いしていた。

モデルのポージングもある種の演技ではあるが、セリフがあるかないかは大きな違いだったと笑う堀澤さん。

「モデルはしゃべったりしないのですが、演技は動くだけじゃなくてしゃべらないといけないですよね。しゃべることに集中してしまうと動きが止まってしまったり、その逆もあったり……」

困ったような笑顔で答えながら、最後にごく小さな声で「難しいです」とささやいた言葉に、ジレンマも混ざったホンネがかいま見える気がした。今後は女優業に力を入れるという堀澤さん。今回の撮影は、いろいろな意味で勉強になったという。

「撮影前、動きの段取りなんかをしているときは現場もなごやかなんですけど、カメラが回ると空気がガラリと変わるんです。シリアスなシーンの直前まで、(お父さん役の)小西博之さんが大胸筋を動かして笑わせてくれたりするんですけど、カメラが回った途端、すごく怖い表情になって……」

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さまざまな役に挑戦し、女優業を極めたい!

中学1年生のときにスカウトされ、モデルの仕事をスタート。家族の反対などはなかったのだろうか?

「原宿の竹下通りをお母さんと歩いているときにスカウトされたのですが、最初から両親ともに大賛成でした。私自身も昔から、TVに出たり雑誌に出たりしてみたいと思っていましたし」

デビューしてすぐに売れっ子モデルとなった感がある堀澤さんだが、今後は女優業を極めていきたいと語る。

「もっといろいろな映画に出たいし、ドラマにも出たい。映像の仕事をいっぱいこなしていきたいんです。実は目立ちたがり屋なので(笑)主役もたくさんやってみたいです。今回みたいに難しい役にもどんどん挑戦したいし。ホラーですか? 見るのは好きなので出たい気持ちはありますが、ちょっと怖い気も……(笑)」

(テキスト・撮影:編集部)

堀澤かずみさん
緊張気味だったせいかおとなしい印象を抱いたが、本人曰く、普段はワンワンキャンキャンしていてかなり積極的な女の子なのだとか。
企画・編集:キッチュ
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