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オークション > エンタゲット! > Watch with Me 〜卒業写真〜 > 高木古都さんインタビュー

あの名曲を歌い、1人2役にも挑戦の美少女! 高木古都さんインタビュー
2005年に角川映画とソニーミュージック、そしてYAHOO!JAPANが合同で実施したスーパーヒロイン・オーディション“MISS PHOENIX”で、37749人の中から審査員特別賞を受賞しデビューした高木古都さん。

今回、余命半年の宣告を受けた元報道カメラマンを主人公に、生きることについて考えさせられる作品『Watch with Me 〜卒業写真〜』に出演した彼女は、1人2役のヒロインを演じている。キャンペーンソング『卒業写真』もみずから歌うなど、いろんな才能が発揮されている。

今回のインタビューでは、“ひとみ”と“ほのか”の2役をどんなふうに演じたのか、そしてこの作品の撮影を通してどんなことを得たのかを語ってもらった。
高木古都さん
高木古都(たかぎ・こと)
1990年生まれ。2005年、スーパーヒロインオーディション“MISS PHOENIX”で審査員特別賞を受賞しデビュー。映画『着信アリ Final』、映画『転校生 さよならあなた』などで活躍。本作の主題歌である『卒業写真』をみずから歌ったCDが好評発売中。
冷たい子だと思ってたんですが、印象が変わりました
高木古都さん
劇中ではクールな女の子だけど、実際の高木さんは明るくて笑顔がいっぱいの女の子でした。

ガンで余命半年の宣告を受けてしまった主人公・和馬の姿を真摯(しんし)に描き、“生きる”ことの美しさを観客に教えてくれる映画『Watch with Me 〜卒業写真〜』。高木古都さんは、和馬の回想の中でのヒロイン・ひとみを演じている。

「実は撮影中、モニターをチェックすることができなかったんですよ。完成した作品を見てはじめて『あ、あのシーンはこんなふうに映ってるんだ』って確認しました。最初は出演者として『あのシーン、大丈夫だったかな?』って感じでしたね(笑)」
 
自分の考えをしっかり持っているタイプの女の子、ひとみをどういう気持ちで演じたのだろうか?

「最初に台本を読んだときは正直、すっごく冷たい女の子だなって思いました。でも、監督と和馬役の中野大地くんと撮影の一週間前ぐらいに演技レッスンをしたんですけど、監督と役についてお話をしてみて、『あ、そんなに冷たい子じゃないんだな』って、かなり印象が変わりましたね」

喜怒哀楽があまり表情に出ない役だが、ちょっとした表情や動作で“ひとみ”の気持ちを的確に表現している。

「特に役作りはしてなかったです。感情を表に表さない子なので、ひとつの動作の中に『こうしてほしいんだけどな』っていうのが分かるように演じました」

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太るのは簡単、体重を落とすのは大変

 作品は現在のシーンと回想シーンとで構成されているが、高木さんは現在のシーンでは“ほのか”、回想シーンでは“ひとみ”として、2役を演じている。

「“現在”は冬に、“回想”は夏にそれぞれ2、3週間くらいの撮影でした。実は演技より大変だったことがあるんです(笑)。夏の撮影に入る前はちょっとやせちゃって体重が落ちてたので、監督から『もっと食べなさい』って言われました。その後、冬の撮影の時は逆に『体重を5キロ落として』って(笑)。太るのは簡単なんですよ。アイスクリームを1日に2個ぐらい食べたりしましたから。でも、体重を落とすのは……。リンゴとキャベツを食べるダイエットで乗り切りました」

 演じる面で大変だったのは、こんなところ。

「映画のなかで“ほのか”が“ひとみ”を振り返るシーンがあるんですけど、どちらも自分が演じた役なのに、他人を振り返るっていう感覚がすごく不思議でした。感情が入っちゃいそうになるんですよね。でも、そうならないように気をつけました」

高木古都さん
主人公・和馬を演じた津田寛治さんの印象を聞くと「休憩中はリラックスした雰囲気なんですけど、本番になるとすごくシリアスな表情になるんです」とのこと。
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共演の中野大地さんは仲のいいお兄ちゃん
『Watch with Me 〜卒業写真〜』場面
『Watch with Me 〜卒業写真〜』より。主人公・和馬の思い出に残る少女をさわやかに演じた高木さん。

共演者の中で、一緒のシーンが多かったのは、主人公・和馬の中学生時代を演じた中野大地さん。中野さんの印象を聞いてみるとこんな答えが返ってきた。

「かなり気の合う、仲のいいお兄ちゃんって感じでした。スタッフの方たちから『ずっと一緒だったんだから恋もしたんじゃないの?』って言われたりしたんですけど、全然そんなことはなかったですよ(笑)」

高木さんと中野さんの共演シーンで印象的だったのが、和馬の家にひとみが遊びにくるシーン。

「ひとみはいつも玄関から入らず、屋根を伝って窓から入ってくるんです(笑)。撮影場所の家が古かったのでかなり怖かったです。屋根がミシミシ鳴ってましたから(笑)。私、高所恐怖症なんですよ。でも衣装を変えて、何度も撮影しました」

撮影を振り返って、特に印象的だったエピソードは?

「海のシーンですね。撮影が9月ごろで、風がかなり強かったのを覚えてます。遠くから撮っているシーンだと、監督からの指示が風の音で全然聞こえなかったんです。それでお互いにかなり大きな声を出して会話しました。ほとんど怒鳴りあってる感じでした(笑)」

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『卒業写真』はお父さんが聴いてた曲でした

本作の主題歌はHi-Fi Setが歌う、荒井由実さん作詞作曲の『卒業写真』。この名曲をなんと高木さんも歌っており、彼女のバージョンは映画のキャンペーンソングに起用されている。

「この曲は以前から知ってました。私のお父さんがよく聴いてた曲なんですよ。だから、まさか自分が歌うことになるとは思ってなかったです(笑)。最初はプレッシャーを感じましたね。でも、“自分らしく歌えたらいい”って思えたら、それほど緊張せずに歌うことができました。すごく雰囲気のある曲なので壊さないように、というのは気をつけました」

今回は2役にチャレンジした高木さん。今後はどんな女優を目指していくのだろうか?

「ひとみはあまりしゃべらないクールな女の子だったので、今度は元気な女の子を演じてみたいです。ひとみは枠にとらわれない自由なところがあるんですけど、意思が強いところはちょっと私自身に似てるかなって思いました。今回、監督から『相手のセリフをちゃんと受け取って、役になり切れば自然とセリフが出てくるよ』って言われたことで演じることがすごく楽になったんです。この言葉を忘れないように、いろんな役にチャレンジしていきたいですね」

では最後に、読者へのメッセージを!

「人と人との絆が深い作品になりました。和馬はラストまでカメラを撮ってるんですけど、人間って、やりたいことをやっている瞬間が一番輝けると思うんです。この作品が見てくださる方たちにとって、夢について考えるキッカケになってくれればいいなって思います」

(テキスト:田中隆信/撮影:編集部)

高木古都さん
ポスターに書かれた高木さんのサインは、中学2年生の時に自分で考えたもの。ひとつひとつていねいに、気持ちをこめて書いてくれました。
企画・編集:キッチュ
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